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元日本代表サッカー選手が、なぜ腸内細菌解析事業をはじめたのか。 AuB株式会社代表取締役 鈴木啓太の想いをインタビュー形式でお届けします。 便は体からの便り — 腸内細菌の解析事業をはじめるというお話を聞いて、驚かれた方も少なくなかったのではないでしょうか。 鈴木 なにしろ便ですからね(笑)。ただ、普段の私を知っている方には自然な流れと受け止めていただけたようです。というのも、私は昔から腸内細菌に注目していて、腸のコ...

AuB広報担当 上田麻実

ASAMI UEDA

Public relations

September 27, 2019

元日本代表サッカー選手が、なぜ腸内細菌解析事業をはじめたのか。
AuB株式会社代表取締役 鈴木啓太の想いをインタビュー形式でお届けします。

便は体からの便り

— 腸内細菌の解析事業をはじめるというお話を聞いて、驚かれた方も少なくなかったのではないでしょうか。

鈴木 なにしろ便ですからね(笑)。ただ、普段の私を知っている方には自然な流れと受け止めていただけたようです。というのも、私は昔から腸内細菌に注目していて、腸のコンディショニングに力を入れていたことは、トレーナーや仲間も知っていたので。

— そうなんですね。いまでこそ腸内細菌の可能性が語られるようになりましたが、鈴木さんは先駆けということですね。なにかきっかけがあったのでしょうか。

鈴木 調理師だった母の影響なんです。私はアレルギー体質で、母にはずいぶん心配をかけました。バランスよく栄養摂取できるように何種類もおかずを作ってくれて感謝しかありません。そんな母の持論が『人間は腸がいちばん大事』だったんです。

母と食事

幼少期より食事に気を使ってくれた母

— 調理師としての経験に裏打ちされたお考えということでしょうか。

鈴木 そうですね。研究者ではありませんから、科学的な根拠があったというよりは、調理師という仕事で養った知見によるものだったと思います。それもあり、私も最初は半信半疑でした。便を観察するように言われたり、発酵食品や腸内細菌が入ったサプリをすすめられたりしても、ぴんとこなくて。母への感謝から生活に取り入れてはいましたが、当時はいまのように確信がなかったので、友だちにも話せませんでしたね。サプリに関してはビタミン剤だよ、とウソをついていました(笑)

— 多感な年頃だと、便や菌は、からかわれる対象になりかねませんものね。それが習慣化するうちに、ご自身も確信を持つようになったんですね。

鈴木 そうなんです。便をみつづけるうちに自分でもいろいろ気づくようになって。たとえば、ある食材を食べると翌日の便がゆるくなるといった、ちょっとしたことなんですが、法則があると感じられる。成人してからはお酒の影響も興味深くて、たとえばシャンパンを飲むと特有の匂いがするんですよね。なんだか体がメッセージを送ってくれているように思え、だんだん面白くなっていったんです。

— 便が、たんなる排泄物じゃなくなっていたんですね。

鈴木 その通りです。それで思い至ったのが、「便」という漢字は「べん」だけでなく「たより」とも読むこと。そうか、便(べん)は、体からの便り(たより)なんだと腑に落ちたんです。それからは自分の体と会話するような感覚で、便を強く意識するようになりました。

 

AuB株式会社 代表取締役 鈴木啓太
幼い頃から腸内環境に関心を持ち、
腸のコンディショニングを意識してきた
実体験がAuBの原点となっている

— その確信は、サッカー選手だった頃の鈴木さんのパフォーマンスにも大きく影響したのでしょうか。

鈴木 ええ、お腹にお灸をすえて温めると筋肉がほぐれるといった実感をもとに、腸のコンディショニングを取り入れていました。腸に良いとされるものも積極的に摂取し、海外遠征には緑茶や梅干しを持参していました。

— 印象的なエピソードなどありますか?

鈴木 代表戦で中東に遠征に行った時のことですが、帯同選手23名中18名がお腹をくだし、試合直前までトイレから出てくることができない事態に陥りました。でも、私はなんともなかったんです。普段から腸を意識していたこと、現地でもペースを乱さず、コンディショニングの習慣を実践していたおかげだと思っています。

最も不幸なことはパフォーマンスが発揮できないこと

事業を通してアスリートのコンディショニングをサポートしようと思った理由を伺えますか。

鈴木 アスリートは過酷なトレーニングを積み重ねて試合に臨みます。最も不幸なことは、トレーニング成果を本番で発揮できないこと。大事な試合で最高のパフォーマンスを発揮できない悔しさは言葉にできません。そんな経験をする人を減らしたいと感じました。

— どれだけ努力しても、試合結果でシビアにはかれられてしまう。

鈴木 その通りです。先ほどの海外遠征のときは難を逃れた私ですが、試合で全力をだせない悔しさは痛感しています。ひとつが、2008年に患った扁桃腺。1週間の入院を余儀なくされ、試合に影響しました。体重が激減し、万全のコンディションに戻すまでに2年ほどかかったんです。そして、引退の理由にもなった不整脈。投薬治療をしながらピッチに立っていた時期が長くありました。100%のプレーができない悔しさ、もどかしさが常にあり、最終的には引退を選びました。

最も不幸なことは本番に向けてトレーニングを重ねてきた人が本番で100%の力を発揮できないこと。それはアスリートもビジネスパーソンも変わらないと語る鈴木

— そうしたご経験が事業の根底にあるのですね。ビジネスとしてスケールするとの確信も最初からあったのでしょうか。

鈴木 はい。アスリートも、一般の方も、たとえば添加物が使われていないものを選ぶ傾向はありますが、摂取した後のことまで意識している方は少ないですよね。体に悪いものを排除するという考えは正しいと思いますが、せっかく摂取した体に良いものが吸収されなければ意味がありません。便を確認すること、腸内細菌の状態を意識することは、摂取したものが体にどのような影響を与えるに意識をめぐらせること。この考えに共感してくださる方は多いはずだと思ったので、AuBを立ち上げることで気づきをご提供できたら、より多くの方に実践してもらえるし、ビジネスとしてもスケールすると考えていました。

— なるほど。創業当初、意識したことはありますか。

鈴木 最初からあれもこれも欲張るとブレやすく、成長スピードも落ちるとの考えから、創業時はアスリートのコンディショニングにフォーカスしました。まずは自分の実体験が活かせるところで挑戦しよう、サッカー界をはじめとするスポーツ界に恩返しをしようと。そこで手応えを得てから、一般の方へと展開を広げよう考えていました。

アスリートの腸が健康を変える

— アスリートの腸内細菌は一般の方と違うという仮説は最初からお持ちだったのでしょうか。

鈴木 そうですね。ハードなトレーニングや食事制限など、特殊な環境下に身を置いていることを考えると、おそらく一般の方と違うだろうと思っていました。それと同じくらいの確信で、彼らの腸内細菌を解析して得たデータは、一般の方に有益なものになると思っていました。

— 最初から一般の方への展開を意識されていたということですね。

鈴木 はい。スポーツ界に恩返しがしたいという気持ちにも通じるのですが、アスリートが社会に提供できるものは、感動だけではないと思っているんです。リミットをはずし、限界を超え続けている点において、アスリートの体は、人のポテンシャルを引き出すためのモデルケースになりえる。彼らの協力のもと、健康寿命の延伸に有益なアプローチを見出すことができれば、アスリートの社会的価値が向上すると思うんです。

— スポーツ界やアスリートを業界の外から盛り上げようというお考えですね。

鈴木 おっしゃるとおりです。ただ、想いだけではビジネスは成り立ちません。事業化へと背中を押してくれたのは、腸内細菌の状態を検査で数値化できると知ったことが大きかったです。それまで感覚に頼ってきたので、数値化できると知り『事業化したい!』という気持ちが一気に高まりました。わりと後先を考えずに飛びついた形だったので「ビジネス経験もないのに起業するなんて」「研究開発型のビジネスで収益を得られるのか」といったご意見をいただいたときは、確かに我ながら無謀だったかもしれないと思いましたね(笑)

— 創業から4年が経ちますが、どのようなステージにいらっしゃいますか。

鈴木 おかげさまで、迷いや不安はありません。やろうとしていることは間違っていないという確信のもと、人々の役に立つ事業として育てていけると確信しています。ただ、成果としてはまだまだです。そもそも腸内細菌を研究している業界自体の歴史が浅く、ようやく10年ほどなんです。大きな可能性があることは共通認識ですが、解明できていないことが多いんですね。そのためAuBも成果を語るには時期尚早と感じています。ただ、圧倒的な数の便検体を保有しているアドバンテージには確かなものがあるのも事実。27競技、約500名のアスリートにご協力いただき、1000を超える便検体を保有していることで、私たちがこの領域を飛躍的に進化させられるのではないかと考えています。

— 研究者や企業から共同研究やコラボレーションのオファーが殺到しているのも、そうした理由からなんですね。

鈴木 はい。便から、そのアスリートの競技が特定できるなど、AuBが研究を通して得た成果には各方面から注目が集まっているんです。今後は、新しい菌の発見などにも意欲的に取り組んでいきたいと思っています。

— 具体的なサービスなど伺えますか。

鈴木 第一弾としてリリースしたのが、腸内細菌の状態を簡単に検査できるキット「BENTRE(ベントレ)」です。便と食生活の記録を送っていただくことで、その方の健康課題や傾向などを可視化し、管理栄養士監修のもとにアドバイスを提供します。一般の方であれば、体重コントロール、疲労・怪我の回復力、メンタル、アスリートはそこにパフォーマンスの最大化など、ご自身のコンディショニング状況を知っていただくことで課題解決の糸口を見つけ、生活習慣に反映していただけるサービスです。

腸内細菌の状態を簡単に検査できるキット「BENTRE(ベントレ)」。便と食生活の記録をもとに食事や生活習慣のアドバイスを行う。

— どなたでも手軽に腸内細菌の状態が検査できるキットということですね。今後の展開が楽しみです。

鈴木 ありがとうございます。

— 最後に、改めて事業にかける想いを伺えますか。

鈴木 アスリートの腸内細菌を研究することで得られるものは非常に大きいと思っています。その影響は、ヘルスケア領域に限りません。たとえば未来をリードする子供たちの育成という観点でも、アスリートの力がセンターピンになりえるでしょう。そうした価値をアスリートだけでなく、広く一般の方にも提供することで、実力を最大限に発揮し、夢を実現する人を増やしたい。

同時に起業家としては、若いアスリートたちの希望となれたらと思っています。自分のリミットをはずし、限界を超えることで、ネクストキャリアにはたくさんの可能性があることを、身をもって示したい。それがスポーツ界やサッカー界に、私ができる恩返しだと思っています。

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